LaTeXを使って修論を書いていたところ、謎のwarningがでました。
LaTeX Font Warning: Some font shapes were not available, defaults substituted. LaTeX Font Warning: Font shape `JT2/mc/b/n' undefined (Font) using `JT2/mc/m/n' instead on input line 130. LaTeX Font Warning: Font shape `JY2/mc/b/n' undefined (Font) using `JY2/mc/m/n' instead on input line 130. 〜〜似たようなwarningが続く〜〜
放置してても問題は無いようですが、嫌になったので、warningを見えなくしました*1。
目次
3行でわかるignoreする方法
\usepackage{silence} \WarningFilter{latexfont}{Some font shapes} \WarningFilter{latexfont}{Font shape}
これで、上記のwarningをignoreできます。
簡単な解説
CTANにある、silenceというパッケージを使うことで、任意のwarningをignoreできます。
\WarningFilter
コマンドで、ignoreするwarningを指定します。書式は以下の通りです。
\WarningFilter{パッケージ名}{ignoreしたいメッセージ}
今回ignoreしたいメッセージは、LaTeX Font
によるwarningだったため、第一引数のパッケージ名にはlatexfont
を指定します。*2
まずは、Some font shapes were not available, defaults substituted.
をignoreするために、\WarningFilter{latexfont}{Some font shapes}
を宣言しました。第二引数はignoreしたいwarningメッセージに前方一致する文字列である必要があるようです。したがって、第二引数はSome font shapes
としています。
Font shape
から始まるwarningも同様に\WarningFilter{latexfont}{Font shape}
を宣言することでignoreしています。
もっと知りたい人
他にも、エラーメッセージをignoreするコマンド(\ErrorFilter
)や、メッセージをignoreするタイミングを調整するコマンド(\ActivateWarningFilters
、\DeactivateWarningFilters
)といったコマンドが用意されています。
もっと知りたい人は、公式ドキュメントを参照してください。