先日、うちの大学のうちの学科の先生に、
1年生向けにこれからのキャリア形成について教えてくれんか?
と無茶ぶりされた と、言われたので、
自分語りしてきました
www.slideshare.net
せっかくなので公開します。
目次
補足
発表時に言えなかったことや、スライドだけではわからない補足をします。
大学入学前
もともとものづくりとパソコンが好きだったので、プログラミングをしたいと思っていました。 なので、鹿児島工業高校(通称:鹿工, Rokko)*1に進学し、推薦入試で情報系の学科に来ました。
1~3年生前半
1~3年生前半までは、ポンコツ大学生をしていました。
寮
一人暮らしをしたかったのですが、学生寮に入ることになりました。
寮では、先輩同輩に恵まれ、非常に楽しく生活していました。寮の先輩達のようになりたいと思い、寮の役員(寮役)をすることにしました*2。会計と寮長をしました。
このページに寮の詳細があります。(僕のサイトです)
korosuke613.github.io
献血
ついでに、宮崎県学生献血推進協議会という、赤十字所属ボランティア団体に所属しました。献血のボランティアと言っても、献血をする訳ではなく、献血者数を増やす活動になります。当時僕は結構真面目に活動していたので、福岡や熊本であった、献血のイベントにも参加できました。楽しかったです。
ほぼ遊んでいました
上では真面目なことを書きましたが、他にも、夜遅くまで麻雀をしていたり、酒飲んでたりと、卒業までに6科目ぐらい落単しました。GPAは酷いものでした。
プログラミングに関してはどうだったかと言うと、普通に授業でやってたことくらいしか勉強していませんでしたし、なにか製品を作っていたわけでもありませんでした...
3年生後半〜M1
動き始めました。
研究室
3年生の後期に、研究室に配属*3され、先輩達の卒論執筆風景を見ていました。僕は、その研究室の教授の影響で、ソフトウェア工学をもっと学びたいと思っていたので、片山徹郎研究室(以下、片山研*4と呼称する)に行きました。
片山研では、すばらしい先生、先輩方のおかげで、たくさんのことを学べています。やりたいことは基本なんでもさせてもらえて、研究室ホームページの一新*5や、研究室サーバ管理などを3年生のうちからさせてもらっていました。
研究室については語ると止まらなくなってしまうので、また今度書きます。
ETロボコン
研究室でチームを作って、ETロボコンというロボットコンテストに参加していました*6。
有名なNHKロボコンのようなロボットを用いた競技の得点のみで競いますが、ETロボコンでは、ロボットを用いた競技の得点、および、競技の攻略方法やロボットの設計などをまとめた「モデル」と呼ばれる成果物の審査点で競います。このモデルを作るのが難しくて、非常に大変でした...
でもおかげで、組込み系のプログラミングのノウハウだけでなく、どうすれば、他の人にわかりやすい図や文章を作ることができるかということを学ぶことができました。
また、チーム開発経験も得られるので、ETロボコンはとてもオススメです。
これも、語ると止まらなくなってしまうので、また今度書きます。
プログラミングのアルバイト
医学部のある研究室に雇われています。もともとの仕事内容は、データベース管理だったのですが、結局、何でも屋みたいなことをやっています。公開サーバのメンテナンスや、ホームページ改修、便利ツールの作成など、いろいろやってます。
作る!
上記のように色々なことをしてると、自分に自信がつくものです。暇があったり、思いつきで、プログラムを作りはじめました。
などです。
その内、人々(利用者開発者問わず)の手間を極力減らす製品・環境を提供することこそが、自分の喜びであり、行動原理だと考えました。
就活
M1の11月から就活を始めました。早いところだと、12月に内定も頂けました。
企業選びの軸
僕の企業選びの軸(最低条件?)は下のようなものでした。
- Web系企業である
- 過労死しない
- エンジニアとして成長しやすい
Web系企業である
偏見ですが、いわゆるSIerはブラックなイメージが非常に強かったことから、SEにはなりたくありませんでした。それとは別に、これからはクラウドの時代だと考えていて、インターネット上でもサービスを展開している企業に就職しようと決めていました。
過労死しない
僕の主観ですが、ここ2,3年でブラック企業という言葉がだいぶ表に出るようになって、過労死した話もよく聞くようになった気がします。僕は自分の体が大事なので、完全週休二日制、残業少なめ、楽しく仕事できそう、といったことは外せませんでした。
エンジニアとして成長しやすい
僕は現在エンジニアの端くれです。ソフトウェアを取り巻く環境(フレームワークなど)は非常に速いスピードで変化します。そのため、エンジニアは学び続ける生き物だと思います。 僕も例外では無く、暇さえあれば情報を集めています(好きで)。
したがって、エンジニアとしてどれだけ成長しやすい環境かを会社選びでは気にしていました。エンジニアの方と実際にお話しするのが手っ取り早いですが、僕はまず、簡単に調べる方法として、社内勉強会を盛んにやっているか、業務として社外カンファレンスに参加できるか、を確かめていました。
僕の経験の何が役に立ったか
就活では今までの経験が非常に役に立ちました。ロボコン、自主的に作った便利ツール、サービス、自分の行動原理など、話せるネタがたくさんあり、面談・面接で、相手の反応は良かったと思っています。
特に、ETロボコンでのチーム開発の経験について、問われることが多かったです(チーム内ではどのような役割であったか?何が大変だったか?など)。僕も真面目に取り組んでいたので、答えることは容易でした。ETロボコンは、キツかったけどやってて本当に良かったと思っています。
逆に、寮役をしていたことや、献血推進のボランティアをしていたことに対しては、あまり内容は聞かれませんでした。自己紹介時に必ず言うようにしていたのですが、ほとんど聞かれていません。
これは以外でした。これまた偏見ですが、就活と言えば、「バイトリーダーで人をまとめる力を〜」とか「ボランティア活動を通して社会貢献を〜」とかいうことをひたすらアピールするものだと思っていたからです。恐らく、Web系の企業のほとんど*7は、エンジニアとして活動をしてきた人が欲しいのだと考えます。
ということは、もし僕が、3年後半からM1でやったようなことを全くやっていなかったら、Web系の業界に飛び入ることはできなかったでしょう。
というわけで、Web系企業に行きたい方は、何かしら自慢できるモノを作っていた方が良いかもしれません。もっとも、何か作っとけと言われたから作るという人ではダメなのでしょうが。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
プレゼンでは言い切れなかった部分を補足する形で色々書いたつもりですが、数日に渡って書いたため、だいぶめちゃくちゃになってしまいました(〇ω〇)
色々と偉そうなことを書きましたが、僕はまだまだペーペーのひよっこですし、世の中には同い年、年下でもっとヤバい人たちがたくさんいます...
そういった人たちに負けないように、すばらしいエンジニアになるために、精進を続けていこうと思います。
また、ソフトウェア工学を学びたい人、ETロボコンに参加してみたいという人、ぜひ片山研に来てください。歓迎します。大学院から来たい方も大歓迎です。
何か質問がある方は気軽にコメントしてください。
*1:鹿工は鹿児島の工業高校で、とても良いところです。工業系技術だけでなく、様々な大事なことを学びました。
*2:実は、寮は1年ごとに残寮審査なるものがあるのですが、寮役をすることによって、残寮審査をパスできるのです。下位の寮役(企画・厚生・会計)をすることによって、3年生の終わりまで残ることができ、上位の寮役(寮長・副寮長)をすることによって、卒業するまで残れます。役員になったのは、残りたいという理由もありました。
*3:実際は、3年生後期では仮配属で、4年生から正式な配属になります。4年生に上がれなかった人は消えます。
*4:うちの学科には、片山姓をもつ先生がもう一人いるので、片山研というと曖昧になってしまいます。
*5:ついでに自分のホームページも作りました。
*6:今年も参加します。
*7:Web系に限らないのかも