大学院のすばらしさを教えてきた話
以前、自分語りをしましたが、 今度は別の先生(指導教員)に
学部3年生に大学院に進学した人として感想を話してくれんか?
と、頼まれたので、
大学院のすばらしさを教えてきました
せっかくなので公開します。
目次
補足
発表時に言えなかったことや、スライドだけではわからない補足をします。
大学院でなにをやってきたか
研究・論文執筆
学部を卒業してから、いままで4つ論文を執筆しました。
4つも書いてるから論文書くの大得意人間なんでしょ?
決して研究・論文大得意人間ではございません。
僕はむしろ文章を書くのが苦手です。卒論もヒィヒィ言いながら書きました。
じゃあなんで4つも論文を書けたかというと、指導教員の片山徹郎先生に尻を叩かれながら鍛え上げられたからです。
つまり、文章書くのが苦手だから、進学はありえないみたいな人でも、大学院に進学して、論文はなんとか書けるようになると思います(たぶん)。
ETロボコン
ETロボコンは僕一人で出場していた訳ではなくて、研究室でチームを組んで出場しています。
個人制作の欄は、ETロボコンに使うプログラムを開発する際に便利になるものを作って公開しているという話です。
- GitHub - korosuke613/etrobo-docker: TOPPERS/EV3RTのビルド環境をラッピングしたUbuntuベースのDocker Image
- GitHub - korosuke613/etrobo-docker-devcontainer-template: VS Code Remote Developmentの機能を用いてETロボコンで使うev3rt向けプログラムの開発環境を容易に構築するサンプルコード
ETロボコンでは組込み系のノウハウと、チーム開発のノウハウを得ることができたと思っています。
趣味
僕が大学院で勝手に作ってきたものを載っけています。
自分が衝動に駆られてやりたいと思ったことをやってきました。この経験は、自分の得意分野を見つけることにつながりました。
大学院とはあまり関係ないので、折りたたんでいます。
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LINE Botの作成
宮崎大学の情報がLINEで飛んできます。
Twitter版はこちら
Vue.jsを使ったホームページ作成
自分のホームページがあるのですが、最近Vue.jsで書き換えました。
いや、よく考えたらVueじゃなくてNuxtでしたm(__)m
既存システムのコンテナ化
アルバイトで、レガシーシステムの移行をやっていました。Windowsで動いていたため、さらに大変でした。
宮大SSO自動ログインツール
宮崎大学のネットワークはユーザ認証を必要とするのですが、6時間くらいで切れてしまうので、とても不便です。なので、自動でログインするスクリプトを作りました。
今も僕の研究室で動いています。
GitHub - korosuke613/miyadai-sso-auto-login: Auto login system in University of Miyazaki.
Chrome拡張機能の作成
amazonの本のページから、本の情報を抽出する、拡張機能を作りました。
LaTeX執筆環境のコンテナ化
LaTeXの環境を作るのがめんどくさいし、環境は汚れるしで嫌だったので、最近登場したVS Codeのdevcontainer機能を使って、環境構築を簡単にしました。
詳しくはこちら
応用情報技術者試験合格
H30秋を受けました。合格しました。
大学院での就活
とても学部の頃の自分では就職できないようなところの内定をいただけました。
僕の場合、大学院での活動がなければあり得なかったことだと思います。
大学院に進学して何が良かったか
時間ができた
色々な意味で時間ができました。
今まで以上に遊んだりインターン行ったり作りたい物を作ったりできました。
就活についても、考える時間が増えて良かったです。
自分の得意分野がわかった
僕は自分の得意分野がわかっていませんでした。学部の頃は、何が得意で何が不得意なのかがわからなかったので、会社選びも禄にできませんでした。
しかし、大学院で色々なことをしていたら、自分が何をしたいか、何をしたくないかがわかってきました。 そのため、行きたい会社を絞り込めるようになり、面接の際は、自分がジョインすると、チームをどうサポートできるか、みたいな話もできるようになりました。
ハイレベルな講義を受講できた
大学院では、学部の頃の講義内容をさらに深めた講義を受けることができます。
知識を深められるだけでなく、学部の頃はなんとなくしかわかっていなかったことの理解度も深まると考えます。
TA(ティーチングアシスタント)でプログラミングを教える立場に立てるので、自分の教える力も高まります。
誰も気づかない様な斜め上なこと
2019/07/11 23:37 追記
研究室の先輩に、
誰も気づいていないような、斜め上の話も考えて入れて。
とのアドバイスを頂いたので、斜め上の話(誰も気づかないかどうかは不明)を自分なりにひねり出しました。長くなったので、新しく記事にしました。
おわりに
僕は、今のままじゃ社会に出られないと感じ、大学院に進学しました。
大学院(修士課程)は2年間あり、その分社会に出ることが遅れてしまいます。しかし、自分を高めるための2年間は、とても大きな結果となって返ってくると考えます。僕には返ってきました。
逆に、学部生の頃から積極的にいろいろなことをやっていて、つよつよエンジニアな人は、むしろさっさと就職した方が良いのかなと思います。
皆さんには、自分の進路、キャリアパスをよーーーーく考えて、決めてほしいと思っています。
最後に、ソフトウェア工学を学びたい人、ETロボコンに参加してみたいという人、ぜひ片山研に来てください。歓迎します。大学院から来たい方も大歓迎です。
何か質問がある方は気軽にコメントしてください。